一般社団法人
湘南健康長寿研究会
Since 2017

湘南の街で元気に長生きを応援します!

この会の設立目的は、第一にわが国の健康寿命を伸長することを希求する一環で、健康長寿の要因について、医科学、栄養学、スポーツ科学など多方面から科学的に解明することや、さらにはこれらの研究成果に基づき統合的に社会システムを構築することで、万人が望む健康で長生きのできる幸福な社会を実現することに寄与することです。本研究会は、湘南の地で誕生したことから、活動基盤をこの湘南に根差し、当面は健康長寿タウン藤沢モデルを構築することを目指し、様々な事業を計画実行していきます。

旧ホームページにも情報がありますので、ぜひ、ご覧ください。

■「一般社団法人 湘南健康長寿研究会」の設立にあたって(ご挨拶)

戦前の日本では人生50歳までと言われていました。戦後直ぐの1947年に日本の平均寿命は50歳を超えました。戦後の10年間程においては戦死が無くなり、社会が安定し、食料の輸入による確保と国内生産の増進とが栄養状態の良化をもたらしたことなどによって、日本の平均寿命は男女とも大きく上昇して1951年に60歳を超えました。日本の高度経済成長初期の1950年代後半から低経済成長ではあるが、精神的豊かさや生活の質の向上を重視するところの平和で自由な社会である成熟社会と言われる現在までの60年間程においては、日本の平均寿命は男女とも1959年に65歳超え、12年後の1971年に70歳超え、15年後の1986年に75歳超え、27年後の2013年に80歳超えというように緩やかではあるが、順調に上昇してきて、2017年現在では男性の平均寿命が81.09歳で世界第3位、女性の平均寿命が87.26歳で世界第2位となっています。

 もう一つ、2000年に世界保健機関WHOによって概念が提唱された健康寿命というものがあります。この提唱を踏まえて、日本では厚生労働省により健康寿命の概念は「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されています。これらにより、日本人の多くが健康長寿に興味や関心を持つようになったのが10年程前からであり、健康長寿への取り組みはまだ始められたばかりであります。2014 年5月には、国民が健康な生活および長寿を享受することのできる社会すなわち「健康長寿社会」を形成するためにということで、健康・医療戦略推進法も制定されています。

 平均寿命と健康寿命の差は、寝たきりになって日常的に介護などが必要となる期間を意味しています。この差を縮めることができれば、それは個人生活の質を低下させないとともに、社会保障費の負担を軽減させることにつながります。近年2016年の日本の健康寿命は男性72.14歳、女性74.79歳、これと平均寿命との差は男性8.84歳、女性12.34歳となっています。日本人の高齢者の多くが人生末の10年間程を寝たきりで過ごしているということになります。人間は生きるために生まれたからには、健康長寿に生きていかなければなりません。健康長寿の延伸には、平均寿命をさらに延伸させるとともに、平均寿命と健康寿命との差を縮める施策を講じていく必要があります。

 日本の平均寿命と健康寿命とのこれまでの延伸における主因としては、医学・医療技術の高度な発展、国民皆保険や定期健康診断などの医療制度の充実、山・川・海と四季とによる豊かな自然と多様な山の幸・海の幸の恵みを有する最良の食住環境、学校教育の充実による健康に関する高い関心と知識、栄養のバランスが非常に優れていると言われる日本食を中心とする食生活と毎日入浴や清潔・衛生保全の生活様式、自家用車を使わないことによる通勤時の適度な歩行運動、日本人における優れた環境適応能力を伝える遺伝子の保持などおよびそれらの複合的な連関が論じられてきています。

 そこで、各主要因と健康長寿との関係を明らかにし、それらの成果の統合・総合化を図ることによって、健康長寿の延伸の施策を考究していくため、どなたでも参加頂ける「一般社団法人湘南健康長寿研究会」を設立することと致しました。また、本会は、国および地方公共団体、公益法人および他の特定非営利活動法人、保険・医療・スポーツ・福祉機関、教育・研究機関、種々の学術団体および任意団体等と連携・協力し、藤沢市を中心とする湘南地域の皆様の健康の維持・増進および生活の質の向上を図るための諸々の事業を行って、皆様における幸福で充実した日常生活の常在と健康長寿の延伸に寄与して参りたいというものでもあります。

「一般社団法人湘南健康長寿研究会」の設立の趣旨にご理解、ご賛同の上、本会へのご入会をお願い致します。

一般社団法人 湘南健康長寿研究会

代表理事 河 野 英 一

平成30年7月27日

■湘南健康長寿研究会 2019年度第1回 一般公開講演会を開催いたします。(2019年5月20日)

開催日時:令和元年6月23日(日)13時30分~16時
開催場所:善行公民館2階 第2談話室 (小田急線 善行駅から徒歩5分)
共催:(一般社団法人)湘南健康長寿研究会・藤沢市歯科医師会
後援:藤沢市

■生涯口から食べる幸せを守ることが健康長寿の秘訣 参加費無料

13:30-13:40  開会の挨拶 湘南健康長寿研究会会長 河野英一

●講演

13:40-14:10  歯周病ケアとオーラルフレイル予防こそが健康長寿の秘訣

~認知症予防の鍵は噛み合わせ~

片山正昭(片山歯科クリニック)

14:10-14:40 自分の口から食べ続けるために

~お口の虚弱(オーラルフレイル)から嚥下障害について~

鈴木絵美(介護老人保健施設 湘南わかば苑 言語聴覚士)

14:40-15:10 口腔ケアはなぜ大切か ~歯を残すために必要なこと~

東澤雪子(藤沢市北部歯科 在宅歯科地域連携室 訪問歯科衛生士)

15:10-15:30 休 憩

15:30-16:00 健康長寿を支える栄養管理

林 弥生(特別養護老人ホーム しらゆり園 栄養科  管理栄養士)

●申し込み先

善行公民館 ☎0466‐90-0097  Fax 0466-81-4441

(8:30~17:00受付、ただし土、日、祝日を除く)。

定員50名 受付は5月31日(金)から(先着順)。

●問い合わせ先

(一般社団法人)湘南健康長寿研究会 ☎ 0466-84-3669

■トピックス「血管年齢を改善する方法」(2019年5月8日)

健康寿命を延ばすための秘話の連載を始めました。その第3回目は「血管年齢を改善する方法」です。

血管を強くする食生活は①低塩分、②低血糖、③善玉のHDLコレステロールを増やすことである。塩分を上手く減らすには、ダシを効かせたり、ねぎ・ショウガのような薬味や、コショウのような香辛料、シソ・バジルなどのハーブも活用すると、低塩分でも「味が薄い」と感じない。

高齢者の7割以上を占める糖尿病もしくは高血糖症を予防するには、1回当たりの食事の炭水化物を2割減らす、野菜を先に食べてからご飯を食べる、ご飯には雑穀を加える。善玉コレステロールを増やすには納豆、ねぎ、お茶、魚、海藻、きのこ類、野菜、酢などバランスの良い食事を心がける。

最後に運動として有酸素運動を取り入れる。有酸素運動にはウォーキング、ジョギング、ストレッチなどがあるが、運動の目安は心拍数を基準にする。60歳代なら120回、70歳代なら113回を目安とする。何故なら有酸素運動を行うと血管内皮から一酸化窒素(NO)が放出され、血管を拡張し、血圧を低下させるからである。ウォーキングとしては歩幅を広く、かかとから着地し、腕を直角に振りながら、通常の歩きの1.5倍の速度を目指す。具体的には10分間速足、10分間普通歩きを数回繰り返すのが最も無理がなく効果的とされている。

■トピックス「腸内細菌は免疫力の源」(2019年4月10日)

健康寿命を延ばすための秘話の連載を始めました。その第2回目は「腸内細菌は免疫力の源」です。

「腸内細菌」とは、ビフィズス菌、乳酸菌、大腸菌など腸の中に住みつく細菌のことである。現在、人の腸管には500~1000兆個いると推定されている。人体の細胞総数は34兆個といわれているので、これとは比べものにならないほど多い。消化管には全身の7割の免疫細胞が集中しており、消化管の腸内細菌の質は体の免疫力を左右する。健康な人の腸内細菌にはビフィズス菌などの「善玉菌」と病原性大腸菌などの「悪玉菌」、どちらにも属さない「中間型」が2:1:7の割合で存在する。健康な人の腸内細菌は善玉菌が多いだけでなく、多様性(種類が多いこと)と細菌数が多いのに対して、不健康な人の腸内細菌は悪玉菌が増加し、多様性と細菌数が低下することにより消化力だけでなく免疫力も低下する。腸内細菌のバランスを崩す要因は食生活の偏り、過酸化脂質の大量摂取、ストレス、睡眠不足、高齢化などである。

菌の総重量は1人分で1.5kgもあり、この重さは肝臓とほぼ同じである。ウンチの5~10%(1/3)が「腸粘膜の細胞」である。「古い細胞がはがれ落ちる」というのは、皮膚で垢ができるときと同じ仕組みである。腸の中では連日10g以上の“垢”が発生する。ウンチの5~10%(1/3)は生きた腸内細菌からなり、残りの5~10%(1/3)が食べかすである。

安倍首相が総理一期目に罹り、退任の原因となった潰瘍性大腸炎という自己免疫疾患がある。現在では比較的効く薬もあるが効果には個人差がある。この潰瘍性大腸炎患者に2週間抗生剤を投与した後に、健康な人の糞便100~200gを採取、溶解した糞便を、肛門から内視鏡で注入したところ、8割の人が改善又は治癒したという報告がある。自己免疫疾患にも腸内細菌叢が関係している証拠である。

■「湘南健康長寿研究会主催講演会」は盛況のうち終了いたしました。(2019年3月17日)

お越し頂きました、多くの方々に感謝いたします。
少しでも気づきがありましたら幸いです。
新規会員の募集も行っております。

会員募集と入会のご案内

次回は6月23日(日)に「歯と健康長寿」のセミナーを行う予定です。
場所は善行公民館第2談話室、午後1時30分から4時までの予定です。
詳細は当ホームページにてお知らせ致します。

■湘南健康長寿研究会誌 No.1(創刊号)が3月25日に発刊されます。(2019年3月17日)

健康寿命に関する情報を掲載した湘南健康長寿研究会誌を発刊しました。

「湘南健康長寿研究会主催講演会」にお越し頂いた会員の方には先行してお配りしました。

■湘南健康長寿研究会主催講演会が終了いたしました。(2019年2月15日)

開催日時:平成31年3月16日(土)13時30分~16時
開催場所:日本大学生物資源科学部1号館2階121講義室

■湘南健康長寿研究会主催講演会

挨拶  河野英一会長

湘南健康長寿研究会の目指すもの 広海十朗(日本大学生物資源科学部特任教授)

●基調講演

健康長寿生活のすすめ~知れば知るほど得する人になれる~ 津曲茂久(日本大学生物資源科学部特任教授)

●ポスター発表

健常高齢者のQOL向上を目指して 花岡 菖(前関東学院大学人間環境学部教授)

定年後の減量作戦の効果検証 田添 正(前日本大学職員)

●パネル討論

テーマ:健康管理と健康長寿との関係を探る

コーディネーター 広海十朗(日本大学生物資源科学部特任教授)

パネリスト

姫野秀朗(藤沢市保健医療センター 医師)

谷米温子(日本大学生物資源科学部専任講師 管理栄養士)

室 増男(東邦大学名誉教授 スポーツ医科学)

他藤沢市民(有志)の皆さま

●閉会の辞

井上公基(日本大学生物資源科学部教授)

■トピックス「健康寿命を伸ばしたいあなたのために!」(2019年3月10日)

健康寿命を延ばすための秘話の連載を始めました。その第1回目は「癌は免疫力の低下で発症する」です。

癌を含め病気は基本的に「免疫力」の低下により発症する。免疫力を低下させる最大要因は睡眠不足、過労、ストレスであり、特に睡眠不足は入眠後3時間に産生される「成長ホルモン」を抑制する。その結果、正常なら毎日3千~5千億個の細胞入れ替えが、睡眠不足により減少する。従って、睡眠不足や過労は細胞寿命の極めて短い免疫細胞や消化管細胞の再生力の低下をもたらし、免疫力を低下させる。

健康な人の免疫細胞は細胞の入れ替えの際に発生する1日3千個の「癌細胞の芽」を完全に消滅する力があるが、免疫力の低下した人の場合、「癌細胞の芽」を見逃してしまうことがある。通常、1㎝の癌の塊に達するには10年掛かるとされており、早期発見が望まれる所以である。ある程度成長した癌は免疫細胞の機能を抑制する物質を産生して増殖を速める(細胞なのにずる賢い)。ノーベル賞を受賞した本庶佑先生が開発した「オプジーボ」は癌細胞の免疫抑制作用を阻止することにより抗がん作用を発揮する薬であるが全てに効くわけではない。
癌告知において“超前向きな人”の10年後の生存率は80%、“絶望した人”は何と4年後で20%だけという報告がある。癌告知における寿命は「心」で決まる言われる所以であり、心と免疫細胞との関係性は想像以上に高そうである。

■湘南健康長寿研究会より、新年のご挨拶。(2019年1月1日)

旧年中は湘南健康長寿研究会の活動についてのご支援、ご協力ありがとうございました。 本年も講演会・研究発表等、いろいろと活動していきたいと考えておりますので、宜しくお願い致します。

■湘南健康長寿研究会の創立記念講演会が終了いたしました。(2018年7月27日)

藤沢市の高齢者の保健、福祉に関する調査 報告書(平成29年3月)の中で「介護予防に関して、今後、市に力を入れてほしいことは何ですか。」という問いに対して、認知症予防 47.3%・個別に相談できる場 42.2%・生活習慣病の予防 40.1%・誰もが気軽に集える場 33.0%・室内体操 23.8%・ウオーキング 18.1%・食生活(栄養など)の改善 18.0%・高齢者のうつ病予防 17.5%・口腔機能(のみこむ・かむこと)の向上 11.7%・水中運動 7.4%・その他 3.0%といった回答が得られています。

多くの人が認知症予防や生活習慣病の予防などの健康問題に関心を示しているという事がわかります。
創立記念講演会が本日行われます。多くの方にお申込み頂けましたことを感謝いたします。

一般社団法人 湘南健康長寿研究会 創立記念講演会
開催日時:平成30年7月27日(金)15時~16時半
開催場所:藤沢商工会館ミナパーク302会議室

■湘南健康長寿研究会、発起人の津曲先生による、「健康教育の生涯学習が健康寿命を伸ばす」という講演が善行雑学大学で行われました。(2018年6月22日)

内容が『えのぽ』で紹介されました。